「ホームページを作りたいけど、何を準備すればいいの?」
制作のご相談をいただく際、最も多い質問のひとつがこれです。
正直に言うと、準備がしっかりできているかどうかで、制作のスピードと完成度が大きく変わります。逆に、準備不足のまま進めると「あの素材がない」「この情報が足りない」と何度もやり取りが発生し、制作期間が延びてしまうこともあります。
この記事では、ホームページ制作を依頼する前に準備しておくべきものを、チェックリスト形式でまとめました。打ち合わせ前にざっと目を通しておいていただければ、制作がスムーズに進みます。
まずはこれだけ|最低限の準備リスト
「全部揃ってなくても大丈夫」が前提です
最初にお伝えしたいのは、すべてを完璧に揃える必要はないということです。
制作会社やフリーランスに依頼する場合、足りないものは制作者側が一緒に考えてくれます。ただ、事前に準備できるものが多いほど、打ち合わせの質が上がり、制作もスムーズに進みます。
以下が「最低限、これだけは用意しておいてほしい」というリストです。
| 準備するもの | 重要度 | 備考 |
|---|---|---|
| 会社・事業の基本情報 | ★★★ | 社名、住所、電話番号、メール等 |
| ホームページの目的 | ★★★ | 何のために作るのか |
| 参考にしたいサイト | ★★☆ | 2〜3サイトあると理想 |
| ロゴデータ | ★★☆ | あれば(なければ相談) |
| 写真素材 | ★★☆ | あるものだけでOK |
準備の「完了」は打ち合わせ後でいい
ここで挙げたリストは、あくまで「打ち合わせ前に意識しておくべきこと」です。打ち合わせの中で制作者と一緒に整理していくものも多いので、「まだ全部揃ってないから相談できない」と思う必要はまったくありません。
基本情報と方向性の整理
会社・事業の基本情報
ホームページに掲載する基本情報は、以下のとおりです。これらは制作のどの段階でも必ず必要になりますので、テキストデータ(WordやGoogleドキュメントなど)でまとめておくと便利です。
必須の基本情報チェックリスト:
- 会社名(正式名称・フリガナ)
- 代表者名
- 所在地(郵便番号含む)
- 電話番号・FAX番号
- メールアドレス(問い合わせ用)
- 営業時間・定休日
- 設立年月日
- 事業内容(箇条書きでOK)
- 資本金・従業員数(掲載する場合)
あると助かる情報
以下は必須ではありませんが、打ち合わせ時にお伝えいただけると制作がスムーズになります。
- 会社の沿革(年表形式でなくてもOK)
- 代表者のプロフィール・挨拶文
- 事業の強み・他社との違い(箇条書きで3つ程度)
- お客様からよく聞かれる質問(FAQ用)
- 取引先・実績(掲載許可が取れているもの)

ホームページの「目的」と「ターゲット」を整理する
目的が曖昧だと、制作も曖昧になる
制作者として正直に言うと、「とりあえずホームページが欲しい」という状態が一番難しいです。
目的がはっきりしていないと、デザインも文章も「なんとなく」になってしまい、完成後に「思っていたのと違う」となりやすいのです。
以下の質問に、ざっくりでいいので答えを考えておいてください。
目的の整理チェックリスト:
- ホームページを作る一番の目的は?(問い合わせ増加、採用強化、名刺代わり等)
- 誰に見てほしいか?(業界、年齢層、地域など)
- ホームページを見た人に、最終的に何をしてほしいか?(問い合わせ、来店、資料請求等)
参考サイトを2〜3個見つけておく
「こんな雰囲気がいい」「このサイトのここが好き」という参考サイトがあると、制作者との認識のズレを大幅に減らせます。
参考サイトの伝え方:
- URLをメモしておく
- 「このサイトの○○が好き」と具体的なポイントを添える
- 逆に「こういうのは嫌」というサイトもあると助かります
同業他社のサイトでなくても構いません。「色の雰囲気が好き」「写真の使い方がいい」など、部分的な参考でもOKです。

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コンテンツ素材の準備
テキスト素材の準備
ホームページに載せる文章は、制作者側で整えます。ですので、箇条書きやメモ程度で十分です。大切なのは「伝えたい内容」が分かることです。
テキスト素材チェックリスト:
- サービス・商品の説明(各サービスごとに箇条書き)
- 料金・プラン(決まっている場合)
- 実績・事例(お客様の声があればベスト)
- 代表挨拶・会社の想い
- よくある質問と回答(3〜5個あると理想)
- 採用情報(募集する場合)
テキストの渡し方
テキスト素材は、以下のいずれかの方法でいただけると助かります。
| 方法 | おすすめ度 | 備考 |
|---|---|---|
| Googleドキュメント | ★★★ | 共有・編集が簡単 |
| Word | ★★☆ | メール添付でOK |
| メール本文に記載 | ★☆☆ | 短い内容ならOK |
| 手書きメモの写真 | ★☆☆ | 読み取れれば対応可能 |
正直に言うと、テキスト素材の準備が制作の中で一番時間がかかる工程です。打ち合わせ前に完璧に揃える必要はありませんが、「サービスの説明」と「会社の強み」だけでも考えておいていただけると、制作が格段にスムーズになります。
画像・写真素材の準備
あるものを集めるだけでOK
写真素材は、今あるものを集めるだけで大丈夫です。足りない分は、フリー素材(商用利用OKの写真素材)を制作者側で用意します。
画像素材チェックリスト:
- 会社の外観写真
- 社内・オフィスの写真
- 商品・サービスの写真
- スタッフの写真(掲載許可が取れている方のみ)
- 施工事例・作業風景の写真
- お客様との写真(許可が取れている場合)
写真のクオリティについて
スマホで撮影した写真でもまったく問題ありません。ただし、以下の点だけ気をつけてください。
- 暗すぎる写真は避ける:明るい場所で撮影する
- ピンボケしていないか確認する:指でタップしてピントを合わせる
- 横向き(横長)で撮る:ホームページでは横長の写真を使うことが多い
写真撮影のコツについては、HPの写真撮影ガイド|スマホでもプロっぽく撮るコツで詳しく解説しています。
ロゴデータの準備
ロゴがある場合は、できるだけ高画質のデータをご用意ください。
| 形式 | おすすめ度 | 備考 |
|---|---|---|
| AI / SVG | ★★★ | ベクターデータ。拡大しても劣化しない |
| PNG(透過) | ★★☆ | 背景が透明。一般的に使いやすい |
| JPG | ★☆☆ | 背景が白い場合は使えるが、加工しづらい |
| 名刺やパンフレットの写真 | △ | 最終手段。画質が落ちます |
ロゴがない場合は、制作と合わせてロゴ制作を依頼することも可能です。費用は別途かかりますが、ホームページの印象を大きく左右する要素なので、検討する価値はあります。

技術的な準備 ── ドメイン・サーバー・外部サービス
ドメイン・サーバー関連の準備
すでにドメイン(○○.comなどのアドレス)やサーバー(ホームページのデータを置く場所)を契約している場合は、以下の情報をご用意ください。
ドメイン・サーバーチェックリスト:
- 現在使用中のドメイン名
- ドメインの管理会社とログイン情報
- サーバーの管理会社とログイン情報
- 現在のホームページのURL(リニューアルの場合)
- メールアドレスの利用状況(同じドメインでメールを使っている場合は重要)
「ドメインって何?」という方は、ドメイン・サーバーとは?HPの「住所」と「土地」を解説をご覧ください。
新規の場合は制作者にお任せでOK
初めてホームページを作る場合、ドメインとサーバーの契約は制作者側で代行またはサポートすることがほとんどです。事前に契約しておく必要はありません。
ただし、以下の点だけ事前に考えておくとスムーズです。
- 希望のドメイン名:会社名やサービス名を英語表記にしたもの(例:firstch.co.jp)
- ドメインの種類:.co.jp(法人向け)、.com(一般的)、.jp(日本)など
SNS・外部サービスのアカウント情報
ホームページと連携するアカウント
ホームページにSNSのリンクやGoogleマップを埋め込む場合は、以下のアカウント情報をご用意ください。
SNS・外部サービスチェックリスト:
- Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス)のアカウント
- Instagram / X(旧Twitter)/ Facebook等のアカウントURL
- YouTube チャンネルURL(動画を埋め込む場合)
- LINE公式アカウント(友だち追加リンクを掲載する場合)
- 予約システムのURL(外部の予約サービスを使っている場合)
Google Analytics・Search Consoleについて
ホームページ公開後のアクセス分析に使うツールの設定も必要です。これは制作者側で設定しますが、Googleアカウント(Gmailアドレス)が必要になります。
会社用のGoogleアカウントをお持ちでない場合は、制作開始までに作成しておくことをおすすめします。
GA4やSearch Consoleの使い方については、以下の記事で詳しく解説しています。
まとめ|優先順位とチェックリスト一覧
優先度別の整理
すべてを一度に準備する必要はありません。以下の優先度を参考に、できるところから進めてください。
【優先度:高】打ち合わせ前に準備
- 会社の基本情報
- ホームページの目的
- 参考サイト2〜3個
【優先度:中】制作開始までに準備
- テキスト素材(サービス説明・会社の強み)
- ロゴデータ
- 写真素材(あるものだけ)
- ドメイン・サーバー情報(既存の場合)
【優先度:低】制作途中でもOK
- FAQの内容
- お客様の声・実績
- SNSアカウントの整備
「準備シート」を活用しましょう
私がクライアント様とお仕事をさせていただく際は、準備シート(ヒアリングシート)をお渡ししています。シートに沿って記入いただくだけで、必要な情報が自然と揃う仕組みです。

制作会社やフリーランスに依頼する際は、「ヒアリングシートはありますか?」と聞いてみてください。用意している制作者であれば、準備の負担がぐっと減ります。
準備チェックリスト一覧
最後に、この記事で紹介した準備項目をまとめます。
| カテゴリ | 準備するもの | 優先度 |
|---|---|---|
| 基本情報 | 社名・住所・電話番号等 | ★★★ |
| 基本情報 | 代表者プロフィール | ★★☆ |
| 目的 | HPの目的・ターゲット | ★★★ |
| 目的 | 参考サイト2〜3個 | ★★☆ |
| テキスト | サービス説明(箇条書きOK) | ★★★ |
| テキスト | 会社の強み・想い | ★★☆ |
| テキスト | FAQ・お客様の声 | ★☆☆ |
| 画像 | ロゴデータ(AI/PNG推奨) | ★★☆ |
| 画像 | 会社・商品・スタッフの写真 | ★★☆ |
| 技術 | ドメイン・サーバー情報 | ★★☆ |
| 技術 | Googleアカウント | ★★☆ |
| SNS | 各SNSアカウントURL | ★☆☆ |
完璧に揃えてから相談する必要はありません。「何を準備すればいいか分からない」という状態でご相談いただいても大丈夫です。一緒に整理していきましょう。
ホームページ制作の準備や進め方について、ご不明点があればお気軽にご相談ください。
First CHでは、ヒアリングシートのご提供から素材の整理まで、準備段階からしっかりサポートしています。「まだ何も決まっていない」という段階でも、お気軽にお問い合わせください。
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