「ホームページ制作をお願いしたのに、サーバーは自分で契約してくださいと言われた。代わりにやってくれないの?」——そう感じる方は少なくありません。
大事なのは「誰の名義か」であって、作業を誰がやるかではありません。 とくにドメインは必ずお客様名義にしてください。サーバーは「自分で契約する」方法と「透明性のある業者に管理を任せる」方法のどちらでも構いません。避けるべきなのは、制作会社の名義でドメインごと不透明に囲い込まれてしまうことです。
制作会社が「自分で契約してください」と言うのは、手を抜いているのではなく、お客様の資産を守るためです。この記事で理由と、後悔しない選び方を正直にお伝えします。
大原則:ドメインは必ず「自分名義」で
ドメイン(例:your-company.co.jp)は、会社の住所であり、メールアドレスの土台でもあります。これがお客様名義でないと、次のリスクを負います。
- 制作会社との契約を解除した瞬間、ドメインごとサイトもメールも使えなくなる恐れがある
- ドメインを人質に取られる形になり、乗り換えや値上げ交渉で不利になる
ドメインだけは、何があってもお客様名義で持つ。これは絶対の原則です。サーバーをどう選ぶにしても、ここは動かさないでください。

サーバーは「2つの正しい選び方」がある
サーバーは、次のどちらでも問題ありません。ご自身の状況で選んでください。
選び方A:自分の名義で契約する(独立性を重視)
お客様ご自身がレンタルサーバーを契約する方法です。
- メリット:サーバーも完全に自社の資産。どの制作会社とも対等に付き合える。月額は実費(月700円前後〜)だけで最も安い
- 手間:契約手続きと、サーバーの更新・管理をご自身で把握する必要がある(といっても年数回程度)
「自分で持っておきたい」「コストを最小にしたい」方はこちらが向いています。手順はConoHa WING版・エックスサーバー版で解説しています。
選び方B:透明性のある業者に管理を任せる(手間を省く)
サーバーの契約・更新・保守を業者にまとめて任せる方法です(当社の「サーバー管理プラン」もこれにあたります)。
- メリット:契約も更新も管理も不要。技術的なことをすべて任せられる。バックアップや障害対応も込みにできる
- 注意点:「良い管理代行」かどうかを見極めること(下記チェックリスト参照)
「手間をかけたくない」「管理を丸ごと任せたい」方はこちらが向いています。
「制作会社名義の囲い込み」との違い(ここが分かれ目)
選び方Bの「管理を任せる」と、避けるべき「制作会社の囲い込み」は、見た目が似ていて中身がまったく違います。判断基準は次の4点です。
| チェック項目 | 安心できる管理代行 | 避けるべき囲い込み |
|---|---|---|
| ドメインの名義 | お客様名義(業者はDNSを預かるだけ) | 業者名義で握られている |
| データの持ち出し | いつでも一式もらえる(ファイル+DB) | 解約時に渡してもらえない/高額請求 |
| 料金 | 明朗(年額いくら、と明示) | 制作費に紛れて不透明・中間マージン |
| 解約 | 自由(データを受け取って移行できる) | 実質的に抜けられない |
「ドメインは自分名義・データはいつでも受け取れる・料金が明朗・いつでも解約できる」なら、管理を任せても安全です。逆にこの条件を満たさない“お任せ”は、名義がお客様であっても危険です。
コストの考え方(自分で契約 vs 管理代行)
| 自分で契約 | 管理代行に任せる | |
|---|---|---|
| 月額の目安 | 実費のみ(月700円前後〜) | 管理費込みの定額(例:年額1.5万円前後〜) |
| 手間 | 契約・更新を自分で | すべて任せられる |
| 向いている人 | コスト最小・独立性重視 | 手間を省きたい・技術に不安 |
どちらも「制作会社名義でドメインごと握られる」形よりは健全です。大切なのは、中間マージンや不透明さがないかを確認することです。
役割分担(当社の場合)
どちらの選び方でも、構築作業は制作会社が担当します。お客様の負担は最小限です。
| 作業 | 選び方A(自分で契約) | 選び方B(管理代行) |
|---|---|---|
| サーバーの契約・更新 | お客様(手順はご案内) | 当社が代行 |
| ドメインの契約・名義 | お客様名義(必須) | お客様名義(必須) |
| WordPressの構築・デザイン | 制作会社(First CH) | 制作会社(First CH) |
| 公開・DNS切り替え | 制作会社 | 制作会社 |
| バックアップ・保守 | お客様 or 別途契約 | 管理プランに込み |
よくある質問(FAQ)
- 結局、自分で契約と管理代行、どちらがいいですか?
-
コストを最小にしたい・自分で資産を持ちたいなら「自分で契約」、手間を省きたい・技術に不安があるなら「管理代行」がおすすめです。どちらでも、ドメインが自分名義でデータを持ち出せる限り安全です。
- 「制作会社名義」は絶対にダメですか?
-
ドメインまで制作会社名義にするのは避けてください。 サーバーの管理を任せること自体は問題ありませんが、その場合も上記チェックリスト(ドメインは自分名義・データ持ち出し可・料金明朗・解約自由)を満たすかを必ず確認しましょう。
- どのサーバーを選べばいいですか?
-
自分で契約する場合、中小企業のコーポレートサイトなら ConoHa WING か エックスサーバーが無難です。詳しくはレンタルサーバー比較をご覧ください。
- 契約後、パスワードはどう渡せばいいですか?
-
メール本文に直接書かず、パスワード付きファイルや専用ツールなど安全な方法でお送りください。
まとめ
サーバー・ドメインの名義で失敗しないための要点は次のとおりです。
- ドメインは必ずお客様名義(これは絶対)
- サーバーは「自分で契約」でも「透明性のある管理代行に任せる」でもOK
- 避けるべきは「制作会社名義でドメインごと不透明に囲い込まれる」形
- 管理を任せるなら「ドメイン自分名義・データ持ち出し可・料金明朗・解約自由」を確認
要は、いつでも自分の資産を持って出ていける状態を保つこと。それさえ守れば、自分で契約しても、管理を任せても、長く安心して使えます。
自分で契約する場合の手順はConoHa WING版・エックスサーバー版で解説しています。
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