WordPressをインストールして、いきなりページを作り始めていませんか?
正直に言うと、初期設定をスキップして制作を始めるのは危険です。セキュリティの穴が空いたまま公開してしまったり、後から修正が困難なURL構造にしてしまったり、取り返しのつかない問題が起きることがあります。
この記事では、私がWordPressサイトを制作する際に毎回必ず行っている15個の初期設定を、手順通りに解説します。この記事の順番で設定すれば、安全かつ効率的にサイト制作を始められます。
WordPressの初期設定で失敗しやすいのは、パーマリンク・SSL・セキュリティ・バックアップの4点です。特にパーマリンクは公開後に変更するとURLがすべて変わりSEO評価がリセットされるため、最初に「投稿名」で確定させてください。この記事で紹介する15項目を順番に設定すれば、安全かつ効率的にサイト制作を始められます。
設定カテゴリ1: WordPress基本設定(項目1〜5)
項目1. サイトタイトルとキャッチフレーズ
「設定」→「一般」で設定します。
| 設定項目 | 推奨設定 |
|---|---|
| サイトのタイトル | 会社名 または サービス名 |
| キャッチフレーズ | 事業内容を簡潔に(30文字以内) |
キャッチフレーズは、テーマによっては検索結果に表示されることがあります。「Just another WordPress site」のまま放置しないでください。
項目2. WordPressアドレスとサイトアドレス
同じく「設定」→「一般」の画面です。
| 設定項目 | 確認ポイント |
|---|---|
| WordPress アドレス (URL) | https:// で始まっているか |
| サイトアドレス (URL) | https:// で始まっているか |
SSL証明書の設定後は、必ず https:// に変更してください。 httpのまま放置すると、SEOに悪影響があります。
注意: このURLを間違えるとサイトにアクセスできなくなります。変更する際は慎重に行ってください。
項目3. パーマリンク設定(超重要)
「設定」→「パーマリンク」で設定します。
推奨設定:「投稿名」(https://example.com/sample-post/)
これは最も重要な初期設定です。理由は以下の通りです。
- SEOに有利 ── URLにキーワードを含められる
- わかりやすい ── URLだけでページ内容が推測できる
- 変更しにくい ── 後から変更するとすべてのURLが変わり、SEO評価がリセットされる
制作者の本音として、パーマリンク設定はサイト公開前に決めたら二度と変更しない前提で選んでください。私は100%「投稿名」を選択しています。
項目4. 日付と時刻の設定
「設定」→「一般」の下部で設定します。
| 設定項目 | 推奨設定 |
|---|---|
| タイムゾーン | 東京(UTC+9) |
| 日付形式 | Y年n月j日 |
| 時刻形式 | H:i |
| 週の始まり | 月曜日 |
これらはサイトの表示に影響するため、日本向けサイトなら上記の設定が標準です。
項目5. 表示設定
「設定」→「表示設定」で設定します。
| 設定項目 | 推奨設定 |
|---|---|
| ホームページの表示 | 固定ページ(コーポレートサイトの場合) |
| 1ページに表示する最大投稿数 | 10件 |
| 検索エンジンでの表示 | チェックを外す(公開時) |
重要: 制作中は「検索エンジンがサイトをインデックスしないようにする」にチェックを入れておくことで、未完成のサイトがGoogleに登録されるのを防げます。公開時に必ずチェックを外すのを忘れないでください。
設定カテゴリ2: セキュリティ対策(項目6〜9)
項目6. 管理者ユーザー名の確認
WordPressインストール時に設定したユーザー名を確認します。
「admin」というユーザー名を使っていませんか?
「admin」は世界で最も使われるユーザー名であり、ブルートフォース攻撃(総当たり攻撃)の最初のターゲットになります。
もし「admin」を使っている場合は、以下の手順で変更します。
新しい管理者ユーザーを作成(「ユーザー」→「新規追加」)
新しいアカウントでログイン
「admin」アカウントを削除(投稿は新しいアカウントに引き継ぎ)
項目7. ログインURLの変更
WordPressの標準ログインURL https://example.com/wp-admin/ は、全世界で共通です。つまり、誰でもあなたのサイトのログインページにアクセスできます。
ログインURLを変更するには、以下のプラグインが便利です。
- SiteGuard WP Plugin(無料) ── ログインURL変更、画像認証追加
- Wordfence Security(無料/有料) ── 総合セキュリティプラグイン
正直に言うと、中小企業のサイトが狙われる確率は高くはありません。しかし、ボット(自動プログラム)による無差別攻撃は日常的に行われています。ログインURL変更は10分でできる保険です。
項目8. セキュリティプラグインの導入
最低限のセキュリティ対策として、以下のいずれかを導入します。
| プラグイン | 特徴 | 推奨度 |
|---|---|---|
| Wordfence Security | ファイアウォール、マルウェアスキャン、ログイン保護 | ★★★ |
| SiteGuard WP Plugin | ログインURL変更、画像認証、ログイン履歴 | ★★☆ |
| iThemes Security | 多機能セキュリティ | ★★☆ |
私は通常、Wordfence Securityを導入しています。無料版でも十分な機能があり、不正ログインの試行をメールで通知してくれます。
項目9. コメント機能の設定
「設定」→「ディスカッション」で設定します。
コーポレートサイトでは、コメント機能は原則OFFにします。
| 設定項目 | 推奨設定 |
|---|---|
| 新しい投稿へのコメントを許可 | チェックを外す |
| ピンバック・トラックバックを許可 | チェックを外す |
スパムコメントの温床になるため、ブログでコメント機能を使う明確な理由がない限り、無効化しておきましょう。
Web制作・システム開発は
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現役エンジニアが直接お話を伺い、最適な進め方をご提案します。
「まだ構想段階」「費用感だけ知りたい」というご相談も歓迎です。
設定カテゴリ3: プラグイン導入(項目10〜12)
項目10. 不要な初期プラグインの削除
WordPressには、インストール時にいくつかのプラグインが最初から入っています。
| 初期プラグイン | 対応 |
|---|---|
| Akismet Anti-Spam | コメント機能を使わないなら削除 |
| Hello Dolly | 削除(不要) |
「無効化」ではなく「削除」してください。無効化したままのプラグインは、セキュリティリスクになり得ます。
項目11. 必須プラグインの導入
コーポレートサイトに必須のプラグインを導入します。
| プラグイン | 用途 | 優先度 |
|---|---|---|
| SEO SIMPLE PACK | SEO設定(Swellの場合) | ★★★ |
| Contact Form 7 | お問い合わせフォーム | ★★★ |
| UpdraftPlus | バックアップ | ★★★ |
| Wordfence Security | セキュリティ | ★★★ |
| EWWW Image Optimizer | 画像最適化 | ★★☆ |
| XML Sitemap & Google News | サイトマップ | ★★☆ |
制作者の本音として、プラグインは必要最小限にとどめましょう。「あると便利」レベルのプラグインを入れすぎると、表示速度の低下・プラグイン同士の競合・アップデートの手間が増えます。
項目12. プラグインの自動更新設定
「プラグイン」一覧画面で、各プラグインの「自動更新を有効化」を設定できます。
| 方針 | おすすめ |
|---|---|
| セキュリティ系プラグイン | 自動更新ON |
| その他のプラグイン | 手動更新推奨 |
セキュリティプラグインは常に最新にしておくべきですが、その他のプラグインはアップデート後に不具合が起きる可能性があるため、手動でバックアップを取ってから更新するのが安全です。
設定カテゴリ4: コンテンツ準備(項目13〜14)
項目13. サンプルコンテンツの削除
WordPressインストール直後には、以下のサンプルコンテンツが存在します。
- 「Hello world!」という投稿
- 「サンプルページ」という固定ページ
これらは必ず削除してください。うっかり公開したまま残ってしまうと、検索エンジンにインデックスされてしまいます。
「ゴミ箱に移動」した後、ゴミ箱からも完全に削除することを忘れないでください。
項目14. カテゴリーの設計
投稿のカテゴリーは、サイト構造とSEOに直結する重要な要素です。
初期状態では「未分類」というカテゴリーしかありません。サイト設計に基づいて、以下のようにカテゴリーを作成します。
コーポレートサイトのブログカテゴリー例:
| カテゴリー名 | スラッグ | 用途 |
|---|---|---|
| お知らせ | news | プレスリリース、営業日変更等 |
| コラム | column | 業界知識、ノウハウ記事 |
| 実績紹介 | works | 制作実績、事例紹介 |
| スタッフブログ | staff-blog | 会社の日常、イベント報告 |
カテゴリー設計のポイント:
- カテゴリーは5〜8個に抑える
- スラッグ(URL)は英語の小文字で設定
- 「未分類」カテゴリーは名前を変更するか削除
- 階層構造は2階層までに抑える
設定カテゴリ5: バックアップとメンテナンス(項目15)
項目15. バックアップの設定
最後に、バックアップの設定を行います。
これは初期設定の中で最も重要な項目の一つです。サイトのデータが消えた場合、バックアップがなければゼロから作り直しになります。
UpdraftPlusの初期設定手順:
プラグインをインストール・有効化
「設定」→「UpdraftPlus バックアップ」を開く
バックアップスケジュールを設定
| 設定項目 | 推奨設定 |
|---|---|
| ファイルバックアップの間隔 | 毎週 |
| データベースバックアップの間隔 | 毎日 |
| 保持する数 | 4〜8 |
| 保存先 | Google Drive または Dropbox |
制作者の本音として、バックアップは「やったつもり」が一番危険です。設定後に一度手動でバックアップを実行し、復元テストまでやっておくことを強くおすすめします。
初期設定の所要時間と注意点
全15項目の所要時間目安
| カテゴリ | 項目数 | 所要時間 |
|---|---|---|
| WordPress基本設定 | 5項目 | 約30分 |
| セキュリティ対策 | 4項目 | 約30分 |
| プラグイン導入 | 3項目 | 約30分 |
| コンテンツ準備 | 2項目 | 約15分 |
| バックアップ | 1項目 | 約15分 |
| 合計 | 15項目 | 約2時間 |
慣れた制作者なら1時間程度で完了しますが、初めての方は2〜3時間を見込んでおくと安心です。
よくある失敗
- パーマリンクを後から変更 → 既存ページのURLが変わり、SEO評価がリセット
- SSL設定前にサイトを公開 → httpでインデックスされてしまう
- 「検索エンジンにインデックスしない」を公開時に解除し忘れ → いつまでもGoogleに表示されない
- バックアップ未設定のまま運用 → トラブル発生時に復旧不可能
正直に言うと、これらの失敗は制作のプロでもうっかりやってしまうことがあります。チェックリストを使って、一つずつ確認することが大切です。
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「こんなWebサイトが欲しい」「このシステムは実現できる?」——
現役エンジニアが直接お話を伺い、最適な進め方をご提案します。
「まだ構想段階」「費用感だけ知りたい」というご相談も歓迎です。
まとめ ── 初期設定チェックリスト
WordPressの初期設定15項目のチェックリストです。
基本設定
□ 1. サイトタイトルとキャッチフレーズの設定
□ 2. WordPress/サイトアドレスの https 確認
□ 3. パーマリンク設定を「投稿名」に変更
□ 4. 日付と時刻を東京に設定
□ 5. 表示設定(ホームページ表示、インデックス制御)
セキュリティ
□ 6. 管理者ユーザー名の確認(adminは変更)
□ 7. ログインURLの変更
□ 8. セキュリティプラグインの導入
□ 9. コメント機能のOFF
プラグイン
□ 10. 不要な初期プラグインの削除
□ 11. 必須プラグインの導入
□ 12. 自動更新設定
コンテンツ
□ 13. サンプルコンテンツの削除
□ 14. カテゴリーの設計
バックアップ
□ 15. バックアップの設定と動作確認
初期設定は地味な作業ですが、ここを丁寧にやるかどうかで、サイトの安全性と将来の運用コストが大きく変わります。
「初期設定が不安」「プロに任せて確実にスタートしたい」という方は、WordPressの初期設定からサイト制作までまとめてお任せください。
