ホームページ制作の打ち合わせで、よくいただく質問があります。

SSLって何ですか?



httpsにしないとダメですか?
結論から言うと、2026年現在、SSLは全てのホームページに必須です。設定していないサイトは、ユーザーに「危険なサイト」と表示されてしまいます。
この記事では、専門知識ゼロの方でもわかるように、SSLの意味・必要な理由・確認方法を3分で解説します。
SSL(https)とは?── アドレスバーの「鍵マーク」の意味
httpとhttpsの違いを一言で
ホームページのアドレス(URL)には、2つの種類があります。
http://example.com── 通信が暗号化されていないhttps://example.com── 通信が暗号化されている
違いは、末尾の「s」があるかどうかだけ。このsは「Secure(安全)」の頭文字です。
SSL証明書とは、この「s」を付けるために必要な電子証明書のことです。SSL証明書をサーバーに設置することで、httpがhttpsになり、安全な通信ができるようになります。
鍵マークは「通信が暗号化されている」サイン
httpsに対応したサイトにアクセスすると、ブラウザのアドレスバーに鍵マークが表示されます。


この鍵マークは、「このサイトとあなたの間の通信は暗号化されていますよ」という意味です。
わかりやすく例えると、手紙を封筒に入れて送るか、ハガキのまま送るかの違いです。httpsは封筒に入った手紙。第三者に中身を見られる心配がありません。


なぜSSLが必要なのか ── 3つの理由
① お客様の個人情報を守るため
あなたのホームページに、こんなページはありませんか?
- お問い合わせフォーム
- 予約フォーム
- 資料請求フォーム
- 採用エントリーフォーム
これらのフォームでは、名前・メールアドレス・電話番号などの個人情報を入力します。SSLがないサイトでは、この情報が暗号化されずにインターネット上を流れることになります。
正直に言うと、中小企業のサイトが狙われる可能性は高くはありません。しかし、万が一情報が漏洩した場合、会社の信用問題に発展します。SSLはその「万が一」を防ぐ最低限のセキュリティ対策です。
② 「保護されていない通信」表示がビジネスに与えるダメージ
SSLが設定されていないサイトにアクセスすると、Google Chrome(日本で最も使われているブラウザ)のアドレスバーに「保護されていない通信」と表示されます。


この表示を見たお客様はどう感じるでしょうか?
「このサイト、大丈夫なの?」「ちゃんとした会社なの?」
フォームに個人情報を入力する前に、多くの方がページを閉じてしまいます。せっかくホームページに訪問してくれたお客様が、この警告表示のせいで問い合わせをやめてしまう──これは大きな機会損失です。
③ Google検索の順位にも影響する
Googleは2014年に、httpsに対応しているサイトを検索順位で優遇すると公式に発表しました。
つまり、同じ内容のサイトが2つあった場合、httpsのサイトの方がhttpのサイトより検索結果で上に表示されやすいということです。
SSLの有無だけで順位が大きく変わるわけではありませんが、SEO対策の基本中の基本として、httpsへの対応は「やらない理由がない」施策です。
SSLやサイトのセキュリティについて、不安な点はありませんか?
Web制作・システム開発はお任せください
まずはお気軽に「こんなWebサイトが欲しい」、「こんなシステムは実現可能か」お問い合わせください。
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SSLの種類 ── 中小企業はどれを選べばいい?
SSL証明書にはいくつかの種類がありますが、中小企業のコーポレートサイトに関係するのは主に以下の3つです。
① DV証明書(ドメイン認証)
- 認証内容: ドメイン(URL)の所有者であることを確認
- 取得の手軽さ: 最も簡単。数分〜数時間で発行
- 費用: 無料〜年額数千円
- おすすめ対象: コーポレートサイト、ブログ、LP
レンタルサーバーが無料で提供しているSSL証明書は、ほとんどがこのDV証明書です。中小企業のコーポレートサイトであれば、DV証明書で十分です。
② OV証明書(組織認証)
- 認証内容: ドメインの所有に加え、企業の実在性を審査機関が確認
- 取得の手軽さ: 書類提出が必要。発行まで数日〜数週間
- 費用: 年額数万円〜十数万円
- おすすめ対象: 顧客情報を多く扱うサイト、BtoBの大規模サイト
組織認証は「この会社は実在する」ことを第三者機関が証明するため、信頼性が一段高くなります。ただし、ブラウザの表示上はDV証明書と見た目が変わらないため、費用対効果を考えると中小企業には過剰なケースが多いです。
③ EV証明書(拡張認証)
- 認証内容: 最も厳格な審査。企業の登記情報、所在地、電話番号まで確認
- 取得の手軽さ: 厳格な審査のため、発行まで1〜2週間
- 費用: 年額十万円以上
- おすすめ対象: 銀行、証券会社、大手ECサイトなど
以前はEV証明書を導入すると、アドレスバーに企業名が緑色で表示される特別な見た目になっていました。しかし、現在の主要ブラウザではこの表示が廃止されており、見た目のメリットは薄れています。
結論:無料のDV証明書で問題ない
制作者の本音として、中小企業のコーポレートサイトに有料のSSL証明書は不要です。レンタルサーバーの無料SSL(DV証明書)を使えば、暗号化の強度は有料のものとまったく同じです。
「無料だと安全性が低いのでは?」と心配される方もいますが、暗号化の技術は同じです。違いは「企業の実在性をどこまで審査するか」だけです。
よくある質問
SSLを設定するとサイトが遅くなる?
いいえ、体感できるほどの影響はありません。技術的にはSSL通信のための処理が追加されますが、現在のサーバー性能であれば差は数ミリ秒程度です。むしろ、最新の通信プロトコル(HTTP/2やHTTP/3)はhttps接続が前提のため、SSLを設定した方がサイトが速くなるケースもあります。
すでに公開中のサイトにSSLを後から設定できる?
できます。ただし、httpからhttpsへの切り替え時には以下の対応が必要です。
- サイト内のすべてのURL(画像、リンク等)をhttpsに変更
- httpにアクセスした場合にhttpsへ自動転送(リダイレクト)する設定
- Googleサーチコンソールの再登録
これらは技術的な作業のため、Web制作会社や保守担当者に依頼するのが確実です。
「混在コンテンツ」って何?
httpsのサイト内に、httpで読み込まれている画像やファイルが混在している状態を混在コンテンツ(Mixed Content)と呼びます。
この状態になると、鍵マークが正常に表示されなかったり、一部のブラウザで警告が出たりします。SSLを導入しても、サイト内のすべてのファイルがhttpsで配信されていないと意味がありません。
制作会社に依頼すれば、この混在コンテンツの確認・修正も対応してもらえます。
「うちのサイトは大丈夫?」── 今すぐ確認する方法
PCで確認する手順(Google Chrome)
- Google Chromeで自社のホームページを開く
- アドレスバーの左側を確認する
- 鍵マーク(または「この接続は保護されています」のアイコン)が表示されていればOK
- 「保護されていない通信」と表示されている場合は、SSLが未設定です
鍵マークをクリックすると、「この接続は保護されています」という詳細情報も確認できます。


スマホで確認する手順
- SafariまたはChromeで自社のホームページを開く
- アドレスバーのURLが
https://で始まっているか確認する - 鍵マークが表示されていればSSL対応済みです
証明書の有効期限が切れるとどうなる?
SSL証明書には有効期限があります。期限が切れると、鍵マークが消えて突然「この接続は安全ではありません」という警告画面が表示されます。


こうなると、お客様はサイトにアクセスすること自体ができなくなります。ホームページが突然「使えなくなる」状態です。
これを防ぐには、証明書の有効期限を管理し、期限前に更新する必要があります。自動更新に対応しているサーバーを使っていれば、基本的に心配はいりません。
SSL設定は誰がやるもの?



SSLが大事なのはわかった。でも、どうすればいいの?
ご安心ください。SSL設定は、基本的にWeb制作会社が対応する範囲です。
Web制作会社が対応する範囲
以下はすべて、制作会社(または保守担当者)が行う作業です。
- SSL証明書の取得・インストール
- http → https へのリダイレクト設定(旧URLから自動転送)
- サイト内のリンクをhttpsに統一
- 証明書の更新管理
また、現在はほとんどの主要レンタルサーバーが無料のSSL証明書を提供しています。中小企業のコーポレートサイトであれば、無料SSLで十分です。追加費用がかかるケースはほとんどありません。
サイトオーナーが把握しておくべきこと
お客様側で知っておいていただきたいのは、以下の2点だけです。
- 自動更新になっているか:証明書が自動更新される設定なら、期限切れの心配は不要です。制作会社または保守担当者に確認してみてください。
- 保守契約にSSL管理が含まれているか:保守契約を結んでいる場合、SSL証明書の管理が含まれていることがほとんどです。契約内容を確認しておくと安心です。
まとめ ── SSLは「あって当たり前」の時代
| ポイント | 内容 |
|---|---|
| SSLとは | サイトの通信を暗号化する仕組み。アドレスバーの鍵マークが目印 |
| 必要な理由① | お客様の個人情報(フォーム入力内容)を保護するため |
| 必要な理由② | 「保護されていない通信」表示による離脱・信頼低下を防ぐため |
| 必要な理由③ | Google検索順位にプラスの影響がある |
| 確認方法 | アドレスバーの鍵マークを確認。「保護されていない通信」ならSSL未設定 |
| 設定は誰が? | Web制作会社が対応。無料SSLで十分なケースがほとんど |
2026年現在、SSLは「あると安心」ではなく「ないと問題」の時代です。
もし自社のサイトがSSL未対応だった場合、早めの対応をおすすめします。
SSLの設定やホームページのセキュリティについて、ご不明点があればお気軽にご相談ください。
First CHでは、全サイトのSSL対応を標準で行っています。保守プランでは証明書の更新管理も対応しています。
Web制作・システム開発はお任せください
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