【2025年版】Amazon LightsailでWordPressサーバーを立ち上げる完全ガイド

Colorful

AWSは複雑で分かりにくい…

サーバーを立ち上げたいけど、難しそう…

AWSで、簡単にかつ無料期間もあるので、コストをかけずに実践できる方法があります。

そんな悩みを持つ方におすすめなのが、Amazon Lightsailです。 この記事では、実際にLightsailでサーバーを構築した手順を、 初心者にも分かりやすく図解付きで解説します。

目次

Amazon Lightsailとは?

Amazon Lightsailは、AWSが提供するシンプルなVPS(仮想プライベートサーバー)サービスです。 従来のAWSサービスと比べて:

  • 料金体系が分かりやすい(月額固定)
  • 管理画面がシンプル
  • サーバー構築の知識が少なくても使える
  • WordPressなどのアプリケーションがプリインストール可能

小規模なWebサイトやブログ、開発環境の構築に最適です。

Lightsailのメリット・デメリット

メリット:

  • 月額料金が明確($3.5〜)
  • 管理画面が直感的
  • WordPressなどの環境が簡単に構築できる
  • データ転送量が含まれている
  • 固定IPが無料
  • 初回90日間は無料枠あり

デメリット:

  • スペックのカスタマイズ性が低い
  • 大規模サイトには不向き
  • EC2ほどの柔軟性はない

比較表:

項目LightsailEC2レンタルサーバー
料金体系月額固定従量課金月額固定
難易度低 ~ 中
カスタマイズ性
初期費用なしなしあり(場合による)

事前に準備するもの

  1. AWSアカウント
    • メールアドレス
    • クレジットカード
    • 電話番号(SMS認証用)
  2. その他
    • 独自ドメイン(AWS Route53やお名前.comなどで取得)

Lightsailでサーバーを立ち上げる手順

ステップ1:AWSアカウントにログイン

  1. AWS Management Consoleにアクセス
  2. Lightsailを検索して選択する
AWS Management Console画像

ステップ2:インスタンスの作成

  1. 「インスタンスの作成」ボタンをクリック
  2. インスタンスの場所(リージョン)を選択 → 日本の場合:アジアパシフィック(東京)を推奨
AWS Lightsail画面

ステップ3:プラットフォームとブループリントの選択

  • プラットフォーム
    • Linux/Unix(推奨)
    • Windows Server(必要な場合のみ)
  • ブループリント
    • WordPress(最も簡単)
    • LAMP(Linux + Apache + MySQL + PHP)

→ WordPressサイトを作る場合:「WordPress」を選択

AWS Lightsail インスタンス場所、イメージ、設計図選択画面

→ 自分で環境を構築する場合:「Ubuntu」などのOSのみを選択

ステップ4:プランの選択

【小規模サイト・ブログ】

  • $5/月プラン
    • メモリ:1GB
    • CPU:1コア
    • ストレージ:40GB SSD
    • データ転送量:2TB

【中規模サイト・複数サイト】

  • $10/月プラン
    • メモリ:2GB
    • CPU:1コア
    • ストレージ:60GB SSD
    • データ転送量:3TB
AWS Lightsail インスタンスプラン選択画面

ステップ5:起動完了

インスタンスの作成をクリックして、数分で起動します。

初期設定とセキュリティ対策

静的IPアドレスの割り当て

インスタンスを再起動すると、IPアドレスが変わってしまうため、固有のIPアドレスを設定する必要があります。
IPアドレスは住所を例に表されることが多いですが、住所が変わらないように設定するイメージです。

手順:

  1. Lightsailコンソールで「ネットワーキング」タブをクリック
  2. 「静的IPの作成」をクリック
  3. 対象インスタンスを選択
  4. 名前を付けて「作成」
AWS Lightsail 静的IPアドレス作成画面

静的IPは無料で利用可能ですが、インスタンスに紐づけられていない場合、課金されてしまいます。インスタンスを削除した際には静的IPも解放(削除)してあげましょう。

独自ドメインの設定方法

ステップ1:DNSゾーンの作成

  1. Lightsailコンソールで「ネットワーキング」タブ
  2. 「DNSゾーンの作成」をクリック
  3. ドメイン名を入力(例:example.com)
AWS Lightsail DNSゾーン設定

ステップ2:Aレコードの追加

  1. 作成したDNSゾーンを開く
  2. 「レコードの追加」をクリック
  3. 以下を設定:
    • サブドメイン:@(またはwww)
    • レコードタイプ:A
    • 送信先:静的IPアドレス

ステップ3:ドメインのネームサーバーを変更

お名前.comなどのドメイン管理画面で、Lightsailのネームサーバーに変更:

ns-000.awsdns-00.com
ns-000.awsdns-00.net
ns-000.awsdns-00.org
ns-000.awsdns-00.co.uk

※反映まで最大48時間かかる場合があります

WordPressにログイン

  1. SSHで接続
  2. 以下のコマンドを実行して、ログインユーザとパスワードを確認する
    • cat /home/bitnami/bitnami_credentials
  3. ブラウザで http://あなたのドメイン/wp-admin にアクセス
    • ユーザ名とパスワードは 2 で確認した内容

まとめ

Amazon Lightsailを使えば、初心者でも簡単にサーバーを立ち上げることができます。
またAWSのクラウドサービスを利用するきっかけとしてもとても良いと思います。

この記事のポイント

  • Lightsailは月額$5から始められる
  • WordPressなら5分で構築可能
  • 管理画面がシンプルで分かりやすい
  • 静的IPが無料で使える

次のステップ

  • SSL証明書の設定
  • 定期バックアップの設定
  • セキュリティ対策の強化
  • パフォーマンスの最適化

First CHでは、Lightsailを使ったWebサイト構築やシステム開発をサポートしています。 サーバー構築でお困りの際は、お気軽にお問い合わせください。

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サーバー構築・Webサイト制作のご相談は、First CHまでお気軽にどうぞ。

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